会社概要
メンバーズ
お問い合わせ

バックナンバー >>

(有)Kenny’sプロモーション代表  Kennyさん
東京赤坂のFoods & Bar「Kenny’s」のオーナー、そしてミュージシャン、コンポーザーと多彩な顔を持つ、心優しい兄貴のようなKenny。アーティストとして本格的な活動を開始する今、音楽への限りない情熱、これからの活動について語ってもらった。



●たくさんの引き出しを持っていて、色々なタイプの曲が書ける。子供の頃からそんなアーティストに憧れていた。
----子供の頃にエレクトーン教室に通っていたんですね。
そう、音楽に最初に触れたきっかけは、母親に無理やり連れて行かれた、エレクトーン教室からですね。小学校の3年生ぐらいだったけど、嫌だったな(笑)。友達と遊びに行きたいじゃない?腕白盛りだし。で、ついつい遅刻しちゃうんだよね。でも、すごく良い先生で。普通は1人40分ぐらいで、順番に教えてくれるんだけど、僕はいつも最後にまわされて、居残りみたいな感じでしたね。だから、弾けるまで時間に関係なく教えてくれたんです。始めは結構いいかげんな気持ちだったけど、少し弾けるようになると面白くなってきて。そうなると欲が出るというか、もっと上手くなりたいって気持ちになって、練習も一生懸命やるようになったんです。譜面上のテクニックだけではなく、この曲のこの部分は、何でこうゆう弾き方をするのかという、音楽の奥の深さついても、色々なことを教えてもらいました。その先生との出会いがなかったら、きっと途中で音楽をやめていたんじゃないかな。厳しさと優しさを持った素晴らしい先生だったので、すごく感謝しているんです。

----いつ頃からプロを目指そうと意識したのですか?
ずっとその先生について習っていたから、先生の教え子たちと仲良くなって。もちろん年上の先輩たちだけれど。中学生頃からクラシックやロックなどのコンサートやライブに頻繁に連れて行ってもらったんです。それで、将来は音大に行きたい、音楽を仕事にしたいと考えるようになって。先生に相談したら、それじゃあ、ピアノを基礎から勉強しなさいって言われて、本格的にピアノに転向したんです。高校生になると、ジャズの魅力にすっかりはまってしまい、結局、音大でなくて、ジャズ・スクールに行ってジャズ・ピアノを勉強することになったんです。その頃から歌にも興味を覚えて、ピアノを弾きながら、色々な人の曲をコピーして歌うようになっていきましたね。そしたら、知り合いから弾き語りの仕事を紹介されて。自然な流れで、それが仕事になっていったんです。レパートリーはかなりあったので、仕事としては順調でしたね。

----好きなアーティスト、影響を受けたアーティストは、誰ですか?
テクニックのある人は、みんな聞いたし、憧れてますね。でも、特に好きなのは、ビリー・ジョエル。カッコイイよね!彼の曲はたくさん演奏してます(笑)。始めの頃はバラードがすごく好きで、僕はバラードのKennyとしてやっていきたいと思っていたんです。Piano & Vocalとして、ソロでね。でも、1つの型に自分をはめるのは、まだ早いんじゃないかって考えて。ビリー・ジョエルだって、バンドと一緒にガンガン歌ったり、ソロでしんみりやったりしてるじゃない?僕も4〜5年前から色々なタイプのオリジナル曲が書けてきたので、バンド用にアレンジして、本格的にライブ活動を始めるつもりで準備にとりかかっています。4月22日にオリジナルCDを発売する予定で、先日レコーディングも終わったし。4曲入りなんだけど、4曲とも違うタイプの曲だから、僕の色んな面を感じてもらえると思います。



●バンドならではの魅力をもっともっと伝えたい。ひと回り成長したKennyをみんなに見てもらいたい。
----バンドだと気構えが違いますか?
まず、音の厚みがちがうでしょう?それからソロの時は、自分の気持ちしだいで、すべてをコントロールすることができる。でもバンドだとそうはいかないじゃない。メンバーの気持ちを1つにして、分厚い音にボーカルを載せていく。当然ソロのときとはアレンジが変わるから、歌い方も工夫するし。他の音に負けないように、頑張らないといけないし(笑)。大胆で、繊細な気持ちを共有しながら、みんなで音をまとめあげていく。その作業の繰り返しをしながら、いい曲に仕上がっていくんだよね。大変だけどすごく楽しい。上手く言えないけど、ミュージシャンからアーティストに成長していく、一皮剥けるような手応えを感じています。そのためにも、もっともっと積極的にライブ活動をして、大勢の人に僕の曲を聞いてもらいたい。バンドのメンバーの気持ちもかなり盛り上がっていますからね(笑)。そうそう、5月3日と4日に六本木でライブをやります。GWだけど、時間があったら是非来てください。

----曲はどんなときにつくるのでしょう?
人によっては、フーッと降りてくるということもあるみたいだけれど、僕の場合は、「よし、作るぞ!」って感じで始める場合が多いですね。今回出すCDの1曲目に入っている「夢がとどくまで」は、朝、起きぬけにメロディーと詩が浮かんできたんで、これは!?と思ってすぐに書き留めて、制作作業に入ったけれど・・・。普段は、例えばラブソングでこんな感じの曲をということをイメージして、書く場合が多いかな。もちろん、ちょっとしたときに浮かんできたフレーズを普段から書きとめるようにしています。それが素になって曲に発展することもあるので。曲ができてから詩を書きますね。産みの苦しみって感じかな、納得のいくまでは(笑)。でも中途半端なものでは、人は感動してくれないですからね。真剣勝負みたいなもので、かなり集中力を高めて制作活動をしています。

----お母さんに捧げる曲「母と歩いた道」は、Kennyの優しさが伝わってきますね。
僕の父はアメリカ人、母は日本人です。小さい頃に事情があって父がアメリカに帰ってしまい、母が1人で育ててくれました。苦労したと思いますよ、きっと。音楽の素晴らしさや友達の大切さ、生きていくことの大変さなどは、みんな母から教わったものです。そんな母にプレゼントしたのが「母と歩いた道」です。音楽を通してありがとうって気持ちを込めて・・・。もちろんCDに入っていますよ(笑)。母は、前向きに生きてきた人ですから、周りにも良い人が多く、その人たちから受けた影響も、僕の生き方や音楽に反映されていると思います。僕の歌を聞いてくれた人が、さまざまな場面で、感動や喜びを感じてくれたら、嬉しいですね。明るいときや楽しいとき、辛いときや悲しいときに音楽が勇気をくれたり、慰めてくれたり。音楽をやってきて本当に良かったと思っています。

----これからの活動予定についてお聞かせください。
先ほど話した4曲入りCDの発売をきっかけに、宣伝活動とライブ活動を本格的に始めていきます。ライブをたくさんやって、大勢の人に聞いてもらって、Kennyという存在を知ってもらいたい。もちろん、大きなホールでコンサートも実現したい。そのために今、プロモーションビデオも制作中です。音楽を通して、やりたいことはいっぱいあるけれど、できることを1つずつ確実にカタチにしていくことが大切じゃないかと考えているので、慌てずにじっくりと取り組んでいくつもりです。自分の店「Kenny’s」では創作活動の仕上げを、ライブではバンドアレンジされた迫力のあるサウンドをお聞かせします。これからKennyは、ますます面白くなりますから、みなさん期待してください!



■4月22日発売予定
「Stranger in the night」4曲入り(1,500円:税込)
■ライブ情報
5月3日、4日
六本木EDGE
5:00開場、5:30開演
3,000円(ワンドリンク付き)
■Foods & Bar「Kenny’s」
Lunch Time 12:00〜1:30(土日祭はお休み)
Bar Time 18:00〜midnight(日曜休み。祭日は営業することもあるのでお電話ください)
*昼はKenny’sオリジナルのやみつきカレー&トリコカレーが大人気!!やみつくかトリコになるか?さあ、あなたはどっち!?夜は辛うま料理を中心に、いけてるメニューとアットホームな店内でお酒を楽しんでください。
●最寄り駅:千代田線 赤坂駅

■すべてのお問い合わせはinfo@hatcheggs.co.jpまでお願いします。



Kennyプロフィール
1980年代後半から六本木を中心にPiano & Vocalによるライブ活動を展開。バラードを中心とした幅広いレパートリーで人気を博す。現在、自らの作詞・作曲によるオリジナル曲でバンドを率いてライブ活動を展開中。動物占い的には、人間味あふれるたぬき。